FIVB WCVB 2019 観戦備忘録

夢小説風に書いたので

苦手な方は読まない事をお勧めします。

 

 

−−−

 

 

「お疲れ様でした」

 

『お疲れ〜、楽しんでね!』

 

 

 

時刻は14時前。

 

午後休をもらい、足早に会社を後にした。

 

 

 

予約した新幹線の時間まで

まだ1時間ほどある。

 

 

「ちょっと、メイク直そう…かな」

 

 

今から彼氏にでも会いに行くような気分。

 

 

誰かに見られるわけでもないのに、

鏡に向かい顔を整える。

 

 

 

「…よし、」

 

 

私服に着替え駅へと向かい、

新幹線の自由席車両を歩く。

 

 

「喫煙所近いし、ここらへんでいいか」

 

 

たかが40分程度の乗車時間なのに、

そんな事を気にしてしまう。

 

 

席に着き、バッグから

イヤホンを取り出し耳へと収める。

 

 

いつも決まって聞く陽気な音楽も、

この時ばかりはどうしても聞けなかった。

 

 

 

〜〜〜♫

 

 

『まもなく、〇〇駅、〇〇駅です。

お乗り換えのお客様は………』

 

 

気分を落ち着かせる為に聞いていた

癒し系ミュージックを耳から放し、降車準備を整える。

 

 

隣県のその駅は、歩き慣れた場所だった。

 

バス乗り場までは見覚えがある。

 

 

問題はこのあとだ。

 

 

「えーーーっと、」

 

 

超方向音痴の私はまずここでつまずく。

 

 

「バス乗り場…どこだっけ、」

 

 

スマホと格闘しつつ、

なんとか目的地への切符を手にする。

 

 

会場が近づくに連れ、ドクドクと高鳴る鼓動。

 

見慣れた街も今日だけは全く違う景色に見えた。

 

 

初めて訪れたその場所は

真っ赤な夕陽色に染まっていた。

 

 

・・・

 

 

「とりあえず、」

 

まずは物販スペースへ。

 

欲しいグッズは前日にこの場所へ訪れていた

友人に頼んでいたので今日は会社の同僚と

友人へのお土産を買いに。

 

 

…まぁ、結局は目に映る欲しいものは

全て買ったわけだけど。(だってすぐ欲しいじゃん)

 

 

1人だからだろうか。

 

全然落ち着かない。

 

 

まだ時間もあるし、

ちゃんと落ち着く為にも喫煙所へ向かう。

 

愛煙家の私にとって

この時間は絶対に欠かせない。

 

 

「そろそろ会場、入って、みよう、かな」

 

 

ギリギリまで吸い続けたタバコを消し、

意を決して歩きだす。

 

 

・・・

 

会場入り口には選手たちの大きなパネル。

バボちゃんグッズの展示コーナー。

 

そして、一際キラキラと輝くバレーボール。

 

 

「こっ、これが…」

 

SNSでめっちゃ見た、

これ、めっちゃ見た!!!!(大興奮)

 

 

私の大好きな7人からの

手書きメッセージが添えられた

プラスチックのケースに

囲われたそのボール。

 

 

黄と青と白なのに、

私の目にはキラキラと輝いて見えた。

 

 

ひとしきりそのボールを

堪能したあと本会場に入ると、

両サイドにある

大きなモニターに映る7人の大好きな人。

 

 

正直この時点でもうしんどかった。

 

 

「…」

 

 

会場はすでに熱気で溢れる。

 

 

もう10月なのに、暑い。

 

 

 

『お席、わかりますか?』

 

「…あっ、はい、すみません」

 

 

なんかもう、色々と処理しきれなくなって

ぼーっと突っ立っていると、

近くにいたボランティアスタッフの方が

親切に声をかけてくれた。

 

 

「あ、あの、この、ここんなんですけど、」

 

 

少し焦りながら

手に持っていたチケットを見せる。

 

 

『ああ、これでしたら…』

 

 

と、ご丁寧に席まで案内してもらう。

 

 

「ほ、本当に、すみません、

ありがとうございます」

 

 

この時の私、

本当にやばいやつだったと思う。

 

黒マスク黒帽子黒ワンピースで全身真っ黒、

さらに目は泳ぎに泳ぎ切ってた。

 

 

「こっ、こ、これ、、このっ、この席…」

 

 

気がついたら副審の目の前に立っていた。

 

 

 「…え?」

 

 

そそくさとまた喫煙所へ向かう。(ヘビー)

 

 

 

喫煙所はいつでも私のオアシスだ。

 

煙は私のもやもやも連れて

一緒に空に消えてくれるから。(ポエマーやめろ)

 

 

そこにはたくさんのバレーファン、

WESTファン、そしてTVクルーがいた。

(見た目だけで100%理解る人過多だった)

 

 

 

「やっぱむり…」

 

 

と、現状に耐えきれなくなった私は

最終的にトイレに逃げる。

 

 

私のオアシスは、

オアシスではなくなったのだ。

(だってもう始まる感満載なんだもん)

 

 

しばらくトイレにいたものの、

入る前長蛇の列だった事を思い出し

申し訳なくなって外に出る。

 

 

 

そしてそろそろ、あの時間………

 

 

私は知っていた。

 

毎回TVも見ていた。

 

 

SNSでも得られるだけの情報は摂取してきた。

 

 

試合開始は19時半。

中継は19時に始まる。

 

 

そしてその前に、

応援振り付け映像が流れる事を、私は知っていた。

 

 

きっとこのブログを見てくれている人は知っている。

嫌でも脳裏に浮かぶ、あのミキ○ルーンのCM。

 

 

なんぼほど見せるん???

 

てぐらい会場で流れてた。まじで。

 

 

そんなミキ○ルーンのCMが一旦終わり、

コート横のサイネージに現れる”奴”達。

 

 

私のよく知る”奴”が7人。

 

順番に現れてくる。

 

 

「ああ、やばい、もうやばい」

 

 

ご本人登場前に本当にやばかった。

やばすぎて友達にめっちゃLINEした。

映像見ながらLINEしまくった。

(相手はティアラ)(ただの迷惑)

 

 

応援にはやはりスティックバルーンが欠かせないので

私ももちろん購入済み。

 

神山さんを筆頭に応援振り付けを会場に向け

伝授するWESTさん。

 

それに合わせ、しっかりと予習してきた私は

1人完璧に踊ってみせる。(真面目か)

 

 

webでは見れない長尺の映像。

 

私的にはもうこれだけでも十分だった。感無量。

 

 

…だけどそんなわけにはいかない。

 

 

だって私、SS席だから。

 

 

 

 

−TV放送開始15分前。

 

その瞬間は突如として訪れた。

 

 

DJの盛り上げる声。

 

 

会場が湧き座席が揺れる。

 

 

鳴り響くスティックバルーンの弾ける音。

 

 

全部近くにいるのに、

遠いところから聞こえるような気がした。

 

 

 

DJ『それでは、

この人たちに登場してもらいましょう!

ジャニーズWEST〜!!!』

 

 

 

あああ、もうダメ。

 

私もう、ほんとにいいです。

 

 

と、ガチで思った。むり(SS席のくせに)

 

 

 

桃『よろしくお願いしまーす!』

 

赤黄『お願いしまーす!!』

 

桃『〇〇ラウンド2日目、

連勝目指して選手のみなさんに!

声を出してエールを送りましょう!』

 

 

 

コートサイドから

駆け足で現れたしげこたじゅん。

 

 

ここで私は一度しにました。

 

 

だって推しが、

最推しが目の前に、いるんですよ・・・・

 

 

 

私から向かって右側に小瀧さん。

 

左側に淳太くん、正面に重岡くんが。

 

 

 

いやほんと、さすがSS席。

 

 

全 員 ま じ で 近 い 。

 

 

とにかく夢中でスティックバルーンを

叩いた事しか覚えてません。(無心)

 

 

そして中央(副審前)に集まるお三方。

 

そこから日本代表選手を紹介してくれる流れで。

 

 

私本当に副審目の前だったんよ。めっちゃ目の前。

 

だからもうなんつうの、本当に目の前。(語彙)

 

 

これ下手したら

ライブよりも近いんだよな………

 

なんて邪な事を考えたオタクを

本気で張り倒してほしい。ごめん。

 

 

バレーボールを観戦しに来たんだよ、私は。

(信憑性なさすぎる)

 

 

 

選手入場してからは

コートにはもちろん選手のみなさん。

 

 

バレー選手での最推し

柳田選手が目の前にいて😭♡

 

石川選手も西田選手も😭♡

 

 

ほんともう天国かと思った。

 

 

 

アップの最中WESTさんは

コートエンドに移動して中継待機。

 

 

待機中、こたじゅんが

コートの方見て何か喋ったり、

大林さんやアナウンサーさん、

スタッフさんと打ち合わせしたり。

 

重岡さんも体ごとコートに向けて

まじまじとアップ見入ってたり。

 

 

ちょっと距離はあったけど

お三方の楽しそうな表情が見れた。

 

 

中継始まってないのに

本当に楽しそうだし興味津々だし、

あの副音声って

本当にナマモノなんだなって肌で感じた。

 

 

そして試合開始直前。

 

 

中継開始からの流れで

そのまま副音声席に歩いて向かうお三方。

 

 

あ、そこ普通に表歩くんだ、と俯瞰で思った。

 

 

 

そして私はこの瞬間、

またヤバイ事に気がついた。

 

 

副音声席、

私の席の延長線上じゃん………………!(泣)

 

 

しかも並びは奥から

中間さん、重岡さん、小瀧さん。

 

 

推し一番こっちじゃ〜ん(泣)(泣)(泣)

 

 

 

感覚的に多分4〜5メートルぐらい?

もうちょっと近いぐらい?

の位置にこちらが一方的に

好きすぎる人が座ってるなんて、

考えただけで本当にガチでマジで

心臓破れそうだった。もう破れた。(死)

 

 

 

ほんの一瞬、

『中学生の時好きだった先輩、

喋った事ないけどこんな感じだったな』

とか冷静に思ってしまったオタクがいました。私です。

 

 

とはいえ副音声席と私の間にも

もちろん座席はあるので

見えるわけではないんです、

てか申し訳ないので見れません。

もう絶対私右向きません状態。(オタクの性)

 

 

なのでアップする選手を見たり、

両サイドにあるモニター(を見るふりして

副音声席チラッと)見たり。(最低)

 

 

そして国歌斉唱までの

ほんのちょっとした時間に事件は起きた。

(ここからは完全に妄想だけど多分事実。でも妄想。)

 

 

自分の席からコート見る→モニター見る→

副音声席(チラ見)のルーチン組んでたんだけど、

チラ見の時大抵障壁あるから

見えなかったんだよね。(邪魔みたく言うな)

 

 

だけどまぁチラ見したいじゃん、チラ見。(痴漢か)

 

 

 

性懲りもなくずっとそのルーチン続けてたら、

ある瞬間、障壁が0になった瞬間があって。

 

 

 

桃『…』

 

「…」

 

 

 

ってなったの。

 

(本当にごめん、まじで妄想だからごめん)

 

 

 

そしたらもう、その垂れたおめめに

吸い込まれそうになっちゃって…

 

 

ああ、私きっとこのまま消えちゃうんだー、って。

 

 

 

テーブルに項垂れた猫背に

脳天ズキュンしすぎちゃって

勝手にそわそわしてむりすぎて

必死の見てませんけどアピール攻撃。

 

 

「あ、いや、私モニター見てるし?」

 

 

的な空気を1人で勝手に醸し出したよね。(勝手に)

 

 

正直あれは絶対合ってたと思うんだけど、

誰に話しても合ってないっていうから

もう合ってないでもいいんだけど。

 

 

私の中だけでそっと温めておくね…😌(キモオタの権化)

 

 

チラ見しててごめんなさい、

と猛省したので許してください。

 

 

 

…てかごめん、夢小説風が

結果ただの妄想夢物語になってる。さらに猛省。

 

途中からただの中学生の妄想夏休み日記じゃん。

(しかもまだ試合始まってない)

 

 

でもちょっとだけ試合に関して(?)も書いておこう。

 

 

 

試合中はいつも聞いてた副音声が

聞けないのはやっぱり残念だったかな。

(あとから録画見て「あー、これはこの時の!」となって面白かったけど)

 

 

常にTwitter開いてTV前観戦してたけど、

やっぱり生試合見てるとツイートする暇なかった。

 

 

試合内容については

とにかくすごかったとしか。(語彙力ないから許して)

 

 

サーブミスが多かった印象だけど、

結果試合は勝ったし

ヒーローインタビューの西田選手は

キラキラのキラキラで

ガチ泣きしそうになった。(気分はオカン)

 

 

ジャンプサーブ厨なんで基本悶えた。(薄々の感想)

 

柳田選手のサーブ、

めちゃくちゃかっこよかった〜。

 

 

副審側=ベンチ側だったんで

中垣内監督の指示もインタビューも

目の前で見れて感無量でした。

 

 

TVの中の世界を間近で見られる

世界が本当に幸せで、

秒単位で感動したから感動した事しか

覚えてないんだよな。(記憶力もない)

 

 

この試合、何に一番感動したかと言うと、

ラインズマンが高校時代の顧問だった事。(めっちゃ私情)

 

 

実は私、高校2年〜卒業まで

男子バレー部のマネージャーしてたもんで。

 

男子バレーは昔から好きでした。(取って付けた感)

 

 

地元高校は弱小だったけど、

めちゃくちゃ仲良しで最高のチームだった。

 

 

その時に教えてくれてた顧問の先生が、

まさかこの試合で、ワールドカップ

ラインズマンしてるなんて思わない!じゃん!

 

 

10年以上会ってないし、

なんとなく面影あるな…と思って

当時の彼氏(バレー部キャプテン)に

LINEしたら案の定だった。

 

 

声かけれなかったけど、

先生のWCラインズマン姿見れて嬉しかったな。

 

 

またこの先生含めていつか飲み会したいな、

と思ったただの酒飲み女でした。

 

 

・・・

 

 

この時の自担の姿は多分一生忘れないし

ずっと好きなままの姿だと思う。

 

 

例え自担じゃなくなったとしても、

この思いだけは変わらないと思います。

 

 

自分的に忘れたらアレなんで書いときました。

 

 

もしここまで読んでくれた方がいるなら

本当にありがとうございます。

またたまになんかブワァーしたくなったら書きます。

 

 

お付き合いありがとうございました。

 

 

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